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知性がない

なけなしの知性で生き延びていこうな

真実が見える目の話

同居人@kdxu)と話しながら帰っていると、突然変な質問をされた。

――真実が見える眼、ほしくない?

――真実なんて見たら気が狂ってしまうよ

――じゃあちらっと見えるやつ

――余計気が狂いそうだよ

――でもおめでたい真実かもしれないよ

それは面白いと思った。ラカン現実界やら戦争やら暴力やらのせいで、真実ってのは血なまぐさくて直視したものの気を狂わせるようなもので、だから人は幻想や宗教の力でそれを生きるに足るものにしているのだと思っていたけど、もし真実ってやつが、本当に本当の現実ってやつがめちゃくちゃおめでたくて、ただ脳が陰気な我々が陰鬱な幻想を作り上げて、それが隠された真実なのだと思いこんでいるのだとしたらどうだろう。

――真実が見える眼の人に真実がおめでたいか聞けたらどうする?

――本当のことを言うとは限らないからな

――やさしい嘘をつくかもしれないね