知性がない

なけなしの知性で生き延びていこうな

React-create-appで作ったウェブサイトをgithub pagesにデプロイするときの注意

公開してから引っかかる罠があります

  • 独自ドメインを使ってる場合

    • public/ フォルダにCNAMEを入れずに gh-pages コマンドを使うとデプロイするたびCNAMEを入れ直さないと404になってしまう
  • ローカルでは生きてたRouterが死ぬ

    • リンクはできるのにURL直打ちで404が出る
    • Hash-routerを使うとよい
    • react-router-domでRouterを使っている場合、
    • import { Router, Route, Link } from "react-router-dom";
    • を以下に変更すればよい
    • import { HashRouter as Router, Route, Link } from "react-router-dom";

しかしそれらすべての悲劇とその対策はマニュアルにすでに書いてある(英語よ) https://facebook.github.io/create-react-app/docs/deployment

 

良い企業ウェブサイトについて考える

何語で書いてあるかわからないのに異常に見やすいウェブサイト見たことあります?

私はあるんですが……

きっかけ

いま私はデザインとコーディングと文章の会社を作ろうとしています。

ウェブとアプリの仕事がメインになるかな。ガワは任せろってやつです。

というわけで会社のウェブサイトを作ろうとしているんですが、 そんな仕事の会社のサイトがダサかったら仕事頼む気にならないよね……?

というわけでいろいろ参考にしようと企業ウェブサイトを研究してみました。

良い企業ウェブサイトとは?

仕事が来るのが良いサイトなのは間違いない。

どんなウェブサイトに仕事が来る?

伝えたいことが伝わってるサイトになっていると、

「ちゃんとしてるな〜〜」

「ここに頼んだら欲しいものを見せてくれそうだ〜〜」

と思う。

伝えたいことが伝わるって?

例えばかっこいいけど見づらいサイトだと、かっこいいことは伝わるかもしれないが、それ以外のことは伝わりづらい。

多少ダサくても見やすいサイトだとダサいことは伝わってしまうが伝えたいことは伝わりやすい。

かっこよくて見やすいサイトが最強ですね……。

ウェブと紙での見やすさの違い

ウェブのデザインと紙のデザインの最大の違いってなんだと思いますか。

ウェブには表示領域が画面サイズに制限されるけれど、 紙は現実世界に置いちゃえば紙の面積の分だけ表示領域に出来るってことがひとつ挙げられます。

どんなに縦に長いウェブサイトでも、スマホで見るとスマホの画面サイズの分しか一度には見られない。 紙は冊子をぱらぱらしたり新聞を広げたりして一覧性を確保できるけれど、ウェブはそうではないということです。

ウェブで見やすくするために

全貌をつかみやすくする、または全貌が見えなくても気にならないようにする工夫をよく考えないといけない。

企業サイトはSNSのように流れてくるコンテンツを見るものではなく、伝えたいことありきのものなので、 今何を見せているのか読者にはっきりわかるようにしておくことが大事。

具体的に言うと、

  • ナビゲーションをつける
  • 詰め込まない(何を見ているのかわからなくなるので)
  • 余白は大きめにとる(幸いウェブなら面積は無限にある)

あたりを考えていくと良さそう。

例:

gyazo.com

オランダ語で書いてあって読めないけれど視線を迷わせる余地のないよいウェブサイト

Akson — Grip op zeker

gyazo.com ナビゲーションがちゃんとしている

ALE Co., Ltd. ー 衛星から人工流れ星を流す宇宙ベンチャー

業績ポートフォリオとしてのウェブサイト

みんなもうウェブサイト見てる時間よりインスタやツイッターやユーチューブ見てる時間のほうが長い。

じゃあインスタやツイッターのようにウェブサイトを作ればいいかというとそうでもない。

インスタやツイッターは読者投稿型のSNSなので、どんなコンテンツでも入る透明な枠みたいなものなんだよね。

本気でインスタやってる人は15枚をワンセットで世界観を作るらしいですが、 それにはなかなかなれないんですよ。

仕事の案件は相手の伝えたいことに合わせるので、統一してる世界観なんてなかなか出せない。

自社サイトにしかできないことは何かと言うと、透明じゃない枠に入れて見せたいものを見せることなんじゃないか?

ヤバい発見をしたい──マイルドな退屈で生活をこじ開ける

 退屈は苦しい。

用意周到なので退屈に関するアンケートをとっておきました。

 だからこそ退屈をくべて燃やせるSNSがこんなにも生活の重大ごとになっているのだけれど、延々とタイムラインを見つめているとなんだか時間を無駄にしているような気持ちになってしまう。

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退屈な犬で検索したら出てきたフリー写真。なぜ?

発見をやりたい

 実は人間はマイルドに退屈してる時に、一番良いことを思いつく。

 大発見が生まれる場所としての3B言説があって、

  • Bath(トイレ)

  • Bed(ベッド)

  • Bus(バス)

 と並ぶのだけど、この3つの共通点は、有益なことをするには不自由だけど、何も考えないで過ごすには長すぎる時間を過ごす、つまり退屈だということだ。

※いまはSNSがあるからこの3つ全ての時間をフィードに突っ込んで燃やすことができるけどね。

 退屈すれば良いことがたくさん思いつくとしても、その退屈自体が苦しい場合はどうすればいいんだろう。

 自分を退屈させながらも、退屈から逃れるツールには手が届かないようにするには……?

散歩しかねえ

 その点散歩は最高だ。

 散歩は基本的に知ってる道を通る。行って帰ることがセットだから、あまり遠くには行けないし、迷うのは刺激が強すぎる体験なので冒険も避けてしまう。

 そうなるとやはり退屈なんだけど、歩きスマホするには街には危険が満ちすぎている。

 するとどうだ。

 歩き始めるだけで、回線ややるべきことから解き放たれた脳を確保し、肉体にも適度に働いてもらうことができた。

 脳は揺らせば揺らすほど良いということは、何人ものメタラーたちが実証してくれているところではあるし、ニーチェも「椅子に尻をつけたままする哲学はクソ」みたいなことを『この人を見よ』で言っている。

この人を見よ (光文社古典新訳文庫)

 天才でもメタラーでもない我々にも、まだ散歩が残されている。非-退屈にあふれた日々を散歩でこじ開け、大量の発見をしようじゃないか。

 ちなみにこれはヤバい発見なんですが、ジムにランニングマシンってあるじゃないですか。アレって回し車だから永遠に安全に歩いたり走ったりできるんですけど、あれで散歩やったらどうなったと思います? 久々に味わえたんですよ。あの、身を灼くような退屈をね……!私は耐えきれず、ついスマートフォンを取り出して永遠に安全にTwitterしてしまいました。なかなか思う通りにはいかないね。

※この記事は「ヤバい発見」アドベントカレンダー2日目の記事です。

1日目の記事はこちら

noubrain.hateblo.jp

「ヤバい発見」アドベントカレンダー始めます

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今年も一人アドベントカレンダーやります。

2018年は私の人生において発見が多い年だったので、今年のテーマは「ヤバい発見」です。

ちなみに怪獣歌会でも楽しい企画をやる予定なので、こちらも要チェックだ

怪獣歌会 (@quaijiu) | Twitter

以下のリストはアドベントカレンダー予報です。おたのしみに。

  • 散歩の快楽

noubrain.hateblo.jp

  • 脳がいい時悪い時
  • コンテンツを世に放つと思い出が重層化する
  • 冷凍ブルーベリー
  • 2018年のクソ良かったもの
  • デザインという語の拡大解釈
  • 2018年にされて良かった質問ランキング
  • アイデンティティでなくパフォーマティブ
  • でかい絵がマジでやばい
  • 壁に貼って考える
  • 資本主義の力を借りる
  • クソいい椅子
  • フィードを鍛えインターネットを耕す
  • 2018年買って良かったもの
  • Reactおろかエピソード
  • 感情と言語について
  • 年上がみんな勉強家に見える
  • 唯物論者って人が死んだらどうするの?

※この記事は「ヤバい発見」アドベントカレンダー1日目の記事です。

最近面白かったもの

f:id:kinakobooster:20180603235616j:plain### 自作キーボード

部品を集めて自分ではんだ付けして作るキーボードの世界があって、 最近はずっとそれにかまけていた。

なかなかきれいに作れてたのしい。

キーボード沼からなめらかに接続する入力方式沼というのもあり、いまは見事にそれにはまっています。

(このエントリはIrisでNICOLA配列で入力しています)

ゲーム史

1972年のPONGから

www.youtube.com

46年後のいまこうなってるもんな。

www.youtube.com

技術の進化意味分かんないね……

短歌

友人に、君はなぜ短歌を作るのかと聞かれて、「存在しない記憶のために書いてる」と口に出した自分が少し面白かった。

存在しない記憶とはまあフィクションのことなんだけど、たとえばこの辺を見てもらえばなんとなくわかってもらええるかもしれない。

雪まみれの頭をふってきみはもう絶対泣かない機械となりぬ  飯田有子

春だねと言えば名前を呼ばれたと思った犬が近寄ってくる  服部真理子

自販機へのぼる誰もがつま先をお釣りの穴にいったん入れて  伊舎堂仁

最後のとかすごくて、べつに自販機とか登ったことなくても、登っている人すら見たことないのに、なぜかその光景が想像できてしまう謎説得力がある。

記憶ですらない、よくわからない脳のもやもやしたところに言葉が引っかかって、エモい情景が展開されてしまうわけだ。

私はまだ見ぬ嘘をなんとか言葉で結晶化させて、誰かの脳で生きながらえさせたいのかもしれない。

(短歌の引用はこちらより)

短歌タイムカプセル

短歌タイムカプセル