今年も色々ありましたね。
ただ振り返るだけだとつまらないので、今年知ってよかった概念を紹介します。
アミノバイタル

- 出版社/メーカー: 味の素
- 発売日: 2003/12/01
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- 購入: 20人 クリック: 94回
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勉強もスポーツも体力を消費するという点では同じなので、必須アミノ酸であるBCAAをとっておくと調子よく勉強できるという話を人から聞いたことがある。
これはすごくて、めっちゃBCAAが入っている。
仕事で疲れて帰ってきてもうやだごはんだるいお風呂入りたくない原稿?明日やるよやだ〜〜〜ってなっているようなときでも、これを飲むと、さてやるかーってなる程度には疲労が取れる。そりゃもう劇的ビフォーアフターってな感じで元気になる。多分私は普段からアミノ酸が足りていないのだと思う。
今年はこれを知ってだいぶ人生がマシになった。
最近はタブレットのやつを気に入って食べている。タブレットはけっこうおいしいし水無しで食べられるから手軽で良い。
類似品が出ててそれも試したけれど、味の素のやつのほうが明らかにおいしいし効果がある感じがする。何が違うんだろう……。本物、あんまり安くないんだけどね。
gifted
giftedとは、IQ130超えの人々を指す言葉だ。
私はこれまで、人の知能を数値化するIQと言うものに胡乱なものを感じていたし、古臭い概念だなあと思っていた。IQテストって対策すれば簡単に高い点数取れそうだしさ。 なのでIQが高いと聞いても大した感銘を受けずにいたし、少なくとも私の周りにはIQ自慢をする人もいなかった。*1
そうは思っていたのだが、この人のこのブログを読んで衝撃を受けた。(すごく面白いのでぜひ)
勉強が好きでも、いじめが無くても、学校はトラウマ: 人生茶の如し須く細品せよ
やっぱ桁違いに成長が早くて頭がいい人って居るんだなあというのに感銘を受けるし、IQという尺度は胡散臭くはあっても、訳わかんない天才を引っ張り出す指標にはなっているんだなと思う。
そしてこの国で要求される「健常」ってやつは、頭が良すぎないことすら含まれるのか、とも思う。けっこう絶望的だ。
頭良くても辛いことがあるというか、まあバカのふりをしないと居づらい環境に置かれ、自分の勉強をしないといけないと焦っているのに何周も遅れたお遊びみたいな授業に付き合わされるのなら、そりゃ学校も地獄になるだろう。別に頭がいいからうまく生きられるとかそういうことではなく、ただ「普通」で、それでいて従順な人が生きやすいようにできているだけなのだ。
これは余談だけど、私の2016年は週5の労働に耐えきれず体調を崩し、労働時間は減ったはいいものの、そのせいで金がなくなった年だった。ので単発のバイトをいくつかしていたのだけれど、その中にIQ検査を受けてクオカードをもらう治験があった。
それが私の受けた初めての知能検査的なものだったのだけど、私の結果は、運動音痴であることが数値的にも裏付けされてしまった*2ことを除けばそれほど面白い数値ではなかったし、死ぬほど頭がいいというわけでもなかった。体調が良ければもうちょっと良い数値出たんじゃないかとは思ったけれど。
しかし私程度でもバカのふりをしたりしょうもない周回遅れの授業みたいなのに付き合わされる苦しみはわかる。2歳で字が読めた人はどれほど苦しかったんだろうか。 私は教育関係の仕事をやっているのだけれど、自分が今やっていることがほんとうに良いことなのか。
誰もバカのふりなんてしなくていい世界がいいよ、本当に。
このブログの人は2008年に更新が途切れているけれど、楽しく生きていてくれているといいなあと思う。
workflowy
文章を入力するツール。リストをインデントして、どこまでも小リストを作れることが特徴。
メモとか読んだ本の記録や読みたい本リストや野望の下書きやブログの記事を書くのに使っています。アウトラインプロセッサってやつ。
使い方はこの辺を参考にするといいかもしれない
長い文章を書く人のためにアウトラインプロセッサの基本をまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers
別にわざわざ変なツールを使わなくても、テキストファイルでも字は書けるんだけど、インデントした先を折りたためると想像以上に見通しが良くなるし、このworkflowyってやつはスマホでもいじれてうれしい。アプリは若干使いにくいけれど。
無料版だと月々に作れるリストの個数が250個制限されて地味にプレッシャーなので、適当に人を招待するといい。
私はあまりその機能のいいところを使い切れている気がしないのだけど、なんでも突っ込めるメモツールとして優秀なので喜んで使っています。
WorkFlowy - Organize your brain.
原稿用紙

コクヨ 原稿用紙A4横書き20×20罫色緑50枚入り ケ-75N
- 出版社/メーカー: コクヨ
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これを使うことで、何年も書くぞ書くぞと思っていた小説が、ついに書けるようになった。
まあただのマス目の書いてある紙なんだけど、文字数カウントを自動でやってくれるようなものだし意外と便利。書き心地もいい。
PCでいいじゃないかと思うかもしれないけれど、原稿用紙は修正は少ししかできないし、どうしてもやり直したければ書き直すしかない。よって、書き進めるための力が働く。これは先に進むためのツールなのだ。
PCよりも肩も凝らないし、目にも優しい。良い概念を知ったものだ。
トカゲ
6月ぐらいからフトアゴヒゲトカゲを飼い始めた。名前は知性という。
それまで素早いトカゲしか見たことがなかったのだけど、このフトアゴヒゲトカゲは砂漠のトカゲで、殆どの時間を止まったまま、日光で身体を暖めて過ごす。素早いのは走る時と虫を取りたいときだけ。
このトカゲは非常に静かな生き物なのだ。
ハムスターや犬などの哺乳類は、起きているときは大体カサカサ動いている。猫だって遊ぶ。常に動き続けることで体温を保ち、世界を把握するのだろう。けれど、そうでない生き方を選んだ種族も居るのだ。
トカゲは、自分に関係ある情報しか把握していないように見える。普段は完全にじっとしているだけだし、多分空腹や眠気はないんじゃないかな。眠いと思ったら既に寝ているし、食べられる状態で食べ物に気づいたらすでにハンティングモードに入っている。リーチ外の虫や、興味がない野菜には全く反応をしない。
哺乳類に生まれた我々とは、生存のスタイルが違うんだろう。
人はトカゲのように生きられるだろうか。あんまり焦ってカサカサしすぎるの、あんまり良くないように思える。
トカゲを飼うと餌の虫も飼うことになるのだけど、虫の生態も見られてよかった。虫もすごくて、生命の根源に近い感じがする。虫は簡単に増えるし、共食いをするし、すぐに死んでしまう。
その先に何があるかを知るわけもないのに、狭い箱から出ようとするし、脱走したあと長いことカーペットの裏などで生き延びていて驚かされることがある。食べられている間も動き続けて、生きることを諦めたりしない。生命の怖いところを集めたような生き物だ。
社会には人間ばっかり居るので、ぜんぜん違う生き物が家に居ると何かのバランスが取れるような気がする。
まとめ
2016年も学ぶことが多い年でしたね。
あなたの知ってよかった概念もぜひ教えてください。