友達を作るには集団健康診断の列で振り返って暇そうな奴に「暇じゃね」って言え
これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー14日目の記事です。
今日は友達の作り方の話をします。
虚無とたたかう上で、友人が助けになることは多く、また誰かの友人となることで、自分が他者の虚無とのたたかいを助けられることもあると思うので。
本当は友達なんていなくても人間は大丈夫なんですが、それでも友達が欲しい時とかあるかもしれないので、そういう人に向けて書きます。
暇すぎて友達になった
私の最高の友人のうちのひとりと友達になった時の話をする。
大学の健康診断で2時間待ちとかの長い列で待っていたとき、私はとても退屈していた。その頃はスマートフォンとか持ってなかったし、こんなに待たされるとも思ってなかったので持ってきた本も読み終えてしまったのだ。受付は遠く列は畳まれて部屋に格納されていて、これから先どれだけ待てば終わるのか見当もつかなかった。列でも眺めるかとなんとなく後ろを振り返ったら、なんと後ろには私と同じようにめっちゃ暇そうな奴がいたのだ!「暇じゃね?」って言ったら「ひまひま!」と返ってきて、それでもう友達だった。
これは特殊なケースかもしれないが、学べることは二つある。友達を作るためには、まず何か共通点を持つ仲間であることが必要であるということと、次にちょっと勇気がいるってことだ。
共通点理論
仲間からいくと、たとえば同じ作品について意見があるとか、就活説明会とかで同じ話を聞いたとか、同じ趣味を持っているとか、酒をいっしょに飲んでいるとか、とにかく共通点があればそこから話ができる。
この共通点理論でいくと、中高で友達ができやすいと言われるのは、同じ時間を過ごすことが多いからです。先生の真似とかめちゃ打率の高いネタでしょ。
天候の話とかはすごい。寒いですねって話しかけてケンカになることはあんまりない。ロシアの寒さはこんなものではなかったとか言い始める人は多分愉快な人なので友達になろう。この共通点話題こじ開け力を悪用してるのがナンパである。
共通点があれば話ができるとして、そこで突然話しかけてもハア?ってされないためにも、まず仲間になるということが必要だ。人に仲間認定してもらうのは難しい。基準は人によって違うので見極めていくしかない。話しても良さそうな人は話しても良さそうに見えることがあるので他人を尊重しつつ話題を振ってみよう。
勇気について
話しかけられる準備ができている人は、話し掛けるためにあまり勇気が要らないようになっている。あまり一世一代の大告白みたいな感じで近寄るのは相手の方も準備ができてないことが多いのでよくなさそう。
逆に考えると、むしろ話しかけやすそうなオーラを意図的に出すことで相手に必要な勇気の量を少なくするみたいな技もある。
徳を上げて友達を作ろう
といってもこれは友達を作るための最初のラインにすぎない。せっかく声をかけても楽しく話ができなければまた会おうってならないので。
あ、こいつ気が合うぞとなるためにはもう自分が愉快になるしかない。よく退屈して、楽しいことをたくさん考えよう。自分だけ喋ってても相手はつまらないので、いっしょに愉快になれるよう話を返したり質問をする練習をしよう。知識と教養は踏み込む勇気になる。
まあ悲劇的にテンションが合わない人とかは存在するし、相性というものはあるので、最終的には数打つしかない。自分に準備さえできてれば意気投合できる相手はどこかにはいるはずです。
こういう時モテ本が役に立っちゃうんだよなーーー。
明日のテーマは未定ですが何かしらの話をします。