知性がない

なけなしの知性で生き延びていこうな

生存

4年目を迎えられそうな会社の経営者が心に刻んでる言葉

生き延びるために小さい会社をやろう、と株式会社Xemonoを立てて、次の4月で4年目になります。ここまでやっていけたのは周りの人や取引先の方々のおかげです。本当にありがとうございます。 3年間いろんなことがありました。いろんなこと、としか言えないの…

売りたくなかったギターのこと

ワープアだった頃がある。 夢を追っていたと言えば聞こえはいいけれど、単に働くのが下手すぎるだけだったし、そもそも夢なんて追ってなかった。 金目の物を探して部屋を漁っていた。本当に最悪の気分だった。自分で自分の部屋を漁ることがこんなにも不愉快…

Xemono社のミッションステートメントを書いた

文化的生存と文化的生存の拡大 xemono社は自分たちの生存のためになんでもしてきて3年経ちました。 これからもなんでもするけど、今後は生存を拡大していきたい。というわけで、以下のことを社のミッションにします。 マッドサイエンスによって文化的生存の…

新米経営者、チュートリアルが終了し本物の恐怖が襲ってきた

でけえ地震があって帰宅できなかった夜だった。私は昼夜逆転経営者をやっているので、「呆然夜中の2時過ぎてやっと俺だ」(やさぐれカイドー / 秋山黄色)みたいな生活をしている。昼間は従業員に頼み事をし、取引先と話し、夜中は自分の仕事をすすめるのが…

引いた線に守られる(デザイン会社の社長業について)

今までいくつもフライヤーやウェブサイトなどのデザインを作ってきた。けれどもはじめの一手はいつも心細い。 頭の中でどんなものを作りたいかの解像度を上げていって、それを写し取るように実現するタイプの絵描きやデザイナーは居るけれど、私はそうではな…

いつか来る明るい末路について

うまくいっててもうまくいってなくても、終わりは何にでも訪れる。とか言いながら、よく社の人たちと末路の話をする。(嫌な会社だな!) 未来は怖い。何が起こるかわからないし、わからないものは怖い。 さすがに怖いからと言って何も考えないわけにはいか…

「虚無とたたかう」アドベントカレンダー始めます

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー1日目の記事です。 これからクリスマスまで毎日記事を上げることを目標としている。(ので気に入ったら応援してください)。 どうしたって人生はしんどいことが多く、それでもつらくない生があり得るのではないか…

紙に手書きでないと文章を考えられない人が電車で作業を進める方法

紙に文章を書いておく 手持ちのスマホで紙の写真を取る スマホのメモアプリに紙の写真を貼り付ける(結構読める) ツイッターしちゃう代わりにメモアプリを開いて、写真に書いてあることを書き写す 一旦紙を経由するのはおろかに見えるかもしれないが、日本…

文が伝わる、とは

文章ってなんなんですかね。 良い文章がわからない 最近文章の書き方がわからなくなって困っている。 文を伝達の手段と割り切ってしまえば、気は楽になるんだと思う。 どういうことかというと、書き手になにか伝えたい意味や風景や感情が先にあって、文章は…

会社の居心地が悪いことを友人に話したらいいことを言ってもらえた話

私は会社で労働するってのが全然得意ではない。基本的に毎朝起きてどっか行く生活が向いていない。会社の雰囲気も苦手だ。社内に話せる人は居なくはないが、基本的には自分が浮いているような気がする。 今の会社ってのはゆるめの体育会系で、まだ小さいから…

息苦しくなく文学をやる

私はいま短歌をやっていて、もう四年ぐらいになるかなあ、そろそろ短歌のことをよくわかりたい気持ちになってきたので、1月から『現代短歌の鑑賞101』を頭から写経している。 現代短歌の鑑賞101 (ハンドブック・シリーズ) 作者: 小高賢 出版社/メーカー: 新…

じいさんとわかりあいたかった話

亡くなったじいさんと話したかったのだけど、私はどうやったらじいさんと話を通じさせたらよいかわからなかった。

2016年 知ってよかった概念5つ

今年も色々ありましたね。 ただ振り返るだけだとつまらないので、今年知ってよかった概念を紹介します。 アミノバイタル アミノバイタル タブレット 120粒入出版社/メーカー: 味の素発売日: 2003/12/01メディア: ヘルスケア&ケア用品購入: 20人 クリック: 94…

#読書週間 ジョー・ブスケ『傷と出来事』

私の語法が、私のうちで沈黙の権利しか与えられなかったものの全存在であれば良い(p.46) 読書週間は過ぎてしまったけど好きな本の話をしたいのでちょいちょい進めている。 傷と出来事作者: ジョー・ブスケ,谷口清彦,右崎有希出版社/メーカー: 河出書房新社発…

友達が「スウィングバイ」という映画を撮った

友達が「スウィングバイ」という映画を撮った。*1 まず予告を見てくれ。 vimeo.com あらすじ どんな話かというと、まず似てない双子が出てくる。街、海辺、人、肉まん、トカゲ、トカゲは冬眠している、そして写真。主人公のまきは写真が好きだが、人を撮るの…

小説を書くと脳に良かった話

小説を書き始めた人が小説と時間への信頼について考えた

低気圧のだるさに酸素は効く。けど流行らない理由もよくわかった話

低気圧のたびに死んでいるみなさま、お元気ですか? 低気圧ってのは季節にかかわらず来るしだるいしゲロ吐きそうだし眠いしで大変ですが、あんまり効く薬もないし仕事も別に休みにならないしで困るよね。運動とかカフェインとかが効くというけど、運動したい…

「わたし」も「ぼく」も選べなくて一人称無しで暮らしていた

つい2年ほど前まで、「ぼく」とか「わたし」のような言葉、一人称ってやつを使わないで暮らしていた。自我に重大な問題があったわけではなく(たぶん)、ただ単に、すでにある一人称の中に気に入るやつがなかったのだ。 一人称を使わないで過ごすと、いいこと…

路上に貼ってある謎のシールの話、街のカオスの一部になること

最近はシールを作ったりしている。 動機 もともと路上に貼ってあるステッカーが結構好きで、黒地にBXNとかBNEとか書いてあるシールや、えすうとだけ書いてある赤いシールとか、新宿でよく見るありがとうございますシールとか、お相撲さんの顔が分裂している…

仕事が学校に似てて辛いって話

会社がつらい。特にいじめられているわけでもなく、激務というわけでもないが、ただ一日にいくらか拘束されて好きなことができないことが苦痛で仕方ない。やりたいことはたくさんあるし、それには金だって必要だから働きはするんだけど、すぐ体を壊すし帰っ…

身体が弱い私が試した健康になる方法4つ

身体が弱い。 どれぐらい弱いかというと8時間仕事をするだけで全てのやる気がなくなるぐらいだし、ついでにいうと精神も弱い! だが身体が弱いからといって人生は容赦してくれない。 身体が弱くて得したことよりは諦めないといけなかったことのほうが多い。 …

ドラッカーのことが大好きな生きづらい世界

最近実家に帰省するたびに、父がドラッカーを貸してくれる。父はきっと社会と上手くやっていけなさそうな私を案じて貸してくれているのだろう。 私は正直いってドラッカーが全然好きではない。大学の時少し読んでみたのだが、全く意味不明だった。しかし勤め…

死にかけて音楽を聞いた話

実は自殺未遂をしたことがある。 結局失敗したからやめたし、いまもまだしたいかというとそんなことはないような気もする。けれど、いまでもたまに、失敗した直後のことを思い出す。 その時は本当につらくてつらくて仕方なくて、全てのプレッシャー物音思考…

人生はシミュレーションで表せるか?という話をふっかけられた話

ある飲み会の席で、あるいけすかない奴が(Aと呼ぼう)、人生は0と1で表せるかと議論をふっかけてきた。 そのときはつい乗ってしまって、表せない側に立ってやいのやいのやってしまったが、多分それに乗っかる時点で、私はAの用意した枠組みのようなものに乗…

無限にunknown pleasuresできるスケッチを書いた

これで好きなだけunknown pleasuresを眺めることができる Unknown Pleasures (Bonus CD) (Reis)アーティスト: Joy Division出版社/メーカー: Warner Classics UK発売日: 2007/11/13メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る $('#proces…

ポケモンが面白い理由を考えた

ポケモンXをやっている。 なぜいまさらX?と思われるかもしれないが、これには色々と経緯があって、この前バーチャルコンソールで初代ポケモンが出たので、なつかしくてつい買ってしまったのがはじまりだ。 初代ポケモンは何度もデータが消えてもはや何周し…

社会とその外側の夢を見ること

先日同僚が会社をやめた。起業をするという。 彼は何かやりたいことがあるというよりは、起業をするためにやりたいことを探しているようにみえた。多分ゆっくり話せば、社会しんどいよねみたいな話も聞けたんじゃないかと思うけど、まあこれから起業したいっ…

家で水耕栽培をしたらいいことがあった

ベランダで草を水耕栽培し始めたらけっこういいことがあった。 水耕栽培って? かんたん!水耕栽培 土を使わないはじめての野菜づくり作者: 中島水美出版社/メーカー: 新星出版社発売日: 2012/04/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5…