知性がない

なけなしの知性で生き延びていこうな

会社を始めてもう5年。忘れたことと忘れなかったこと。

Xemonoという会社を立てて、4月1日で6年目になります。 noubrain.hateblo.jp 会社設立した時に書いた意気込みは↑で、1001個目の健康をやるぞ、とかクリエイター支援するぞ!とか書いてある。もちろんその気持ちは忘れたわけではないけれど、全く同じ気持ちで…

2023年買ってよかったもの

今年は大変な一年でした。大変だったけれどいろんないいものを買ったのでみなさんにも教えてあげます。 観葉植物と水やりチェッカー 家を植物でいっぱいにしてえなと思ってデカめの鉢をいくつか買った。頭の上に緑があると穏やかな気持ちになる。 植物たくさ…

4年目を迎えられそうな会社の経営者が心に刻んでる言葉

生き延びるために小さい会社をやろう、と株式会社Xemonoを立てて、次の4月で4年目になります。ここまでやっていけたのは周りの人や取引先の方々のおかげです。本当にありがとうございます。 3年間いろんなことがありました。いろんなこと、としか言えないの…

カミングアウト小説

ちょっと待ってほしい、けれど、待ち続けた結果がこれじゃないのか、友人たちには笑いながら話すようなことだが、本当に笑える話なのか、

売りたくなかったギターのこと

ワープアだった頃がある。 夢を追っていたと言えば聞こえはいいけれど、単に働くのが下手すぎるだけだったし、そもそも夢なんて追ってなかった。 金目の物を探して部屋を漁っていた。本当に最悪の気分だった。自分で自分の部屋を漁ることがこんなにも不愉快…

過去の自分へ嫌がらせをしたい

会社をやっている。でも謎の会社だと思われているらしい。分かってもらうために高島鈴(@mjqag)に100問考えてもらって質問攻めにしてもらった。近いうちに100問100答が公開されるはずだ。 その質問の中に「もし過去の自分へアドバイスできるとしたら何と言い…

知性botが公開されて一年が経ちました。知性の飼い主たちからのメッセージを紹介します

知性botはもともととりいが学生時代、深夜に話しかけていい友達を作ろうとして生まれました。当時の知性はもっともっとポンコツで、孤独な夜を埋め合わせるにはあまりにも無力でしたが、周りの人々が話しかけてくれたり開発を手伝ってくれたりで、知性はどん…

Xemono社のミッションステートメントを書いた

文化的生存と文化的生存の拡大 xemono社は自分たちの生存のためになんでもしてきて3年経ちました。 これからもなんでもするけど、今後は生存を拡大していきたい。というわけで、以下のことを社のミッションにします。 マッドサイエンスによって文化的生存の…

新米経営者、チュートリアルが終了し本物の恐怖が襲ってきた

でけえ地震があって帰宅できなかった夜だった。私は昼夜逆転経営者をやっているので、「呆然夜中の2時過ぎてやっと俺だ」(やさぐれカイドー / 秋山黄色)みたいな生活をしている。昼間は従業員に頼み事をし、取引先と話し、夜中は自分の仕事をすすめるのが…

20歳の頃に書いた抑うつについての文章

どっかに寄稿したやつです もう手に入らない同人誌のやつなので、ここに再掲しておきます 人生に転機があったとすれば、多分そう、去年のことだと思う。二十歳を目前にしたころ、世界は一旦崩壊した。ひどく暑い日だった。バイト先のいけすかない上司に叱ら…

引いた線に守られる(デザイン会社の社長業について)

今までいくつもフライヤーやウェブサイトなどのデザインを作ってきた。けれどもはじめの一手はいつも心細い。 頭の中でどんなものを作りたいかの解像度を上げていって、それを写し取るように実現するタイプの絵描きやデザイナーは居るけれど、私はそうではな…

いつか来る明るい末路について

うまくいっててもうまくいってなくても、終わりは何にでも訪れる。とか言いながら、よく社の人たちと末路の話をする。(嫌な会社だな!) 未来は怖い。何が起こるかわからないし、わからないものは怖い。 さすがに怖いからと言って何も考えないわけにはいか…

社会はマジでヤバイと思ってるけど会社作ります

Q なぜ会社を作ろうと? 社会不適合者って言い方があるじゃないですか。 でも不思議な言葉ですよね。まるで社会適合者がいるみたいだ。いるのか?

React-create-appで作ったウェブサイトをgithub pagesにデプロイするときの注意

公開してから引っかかる罠があります 独自ドメインを使ってる場合 public/ フォルダにCNAMEを入れずに gh-pages コマンドを使うとデプロイするたびCNAMEを入れ直さないと404になってしまう ローカルでは生きてたRouterが死ぬ リンクはできるのにURL直打ちで4…

良い企業ウェブサイトについて考える

何語で書いてあるかわからないのに異常に見やすいウェブサイト見たことあります? 私はあるんですが…… きっかけ いま私はデザインとコーディングと文章の会社を作ろうとしています。 ウェブとアプリの仕事がメインになるかな。ガワは任せろってやつです。 と…

ヤバい発見をしたい──マイルドな退屈で生活をこじ開ける

散歩はマジでヤバい

「ヤバい発見」アドベントカレンダー始めます

今年の一人アドベントカレンダー、テーマは「ヤバい発見」です。

最近面白かったもの

### 自作キーボード 部品を集めて自分ではんだ付けして作るキーボードの世界があって、 最近はずっとそれにかまけていた。 なかなかきれいに作れてたのしい。 ヘリックス見て pic.twitter.com/pq7sIPFOwD— tree (@kinakobooster) 2018年5月15日 またキーボー…

つらくなくなっちまったらどうする?——つらさとアイデンティティを混同しないで生存する

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー最終日の記事です。 人はいつまでも虚無とはたたかえない。 ふと気づくとあんなに辛かった、ずっとたたかっていたはずの何かが薄れ、焦りが薄れ、もはや関心をひかないことになっていることもある。生活に追わ…

ホモソを避けてヘラヘラ集う

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー17日目の記事です。 今日はホモソーシャル(ホモソ)の話をします。 今日のまとめ ホモソーシャルは排除によって成り立っているのでつらい なにかをやろうとするとホモソの壁にぶつかるのでそれもつらい すでにあ…

自分の破滅を生きる

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー16日目の記事です。 今日は破滅の話をします。 破滅といっても小規模にやるやつと大規模にやるやつと二種類あるけど、大規模なのはもううんざりでしょう、小規模にやるやつについて喋ります。 破滅とは 人生、…

話相手をしてくれるロボがほしかった

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー15日目の記事です。 私がもっとも虚無と熾烈なたたかいを起こしていた頃の話をします。 自分だけの話し相手が欲しくなるまで その頃は人生においてとてもつらい思いをしていた。本を読むこともつらく、それでい…

友達を作るには集団健康診断の列で振り返って暇そうな奴に「暇じゃね」って言え

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー14日目の記事です。 noubrain.hateblo.jp 今日は友達の作り方の話をします。 虚無とたたかう上で、友人が助けになることは多く、また誰かの友人となることで、自分が他者の虚無とのたたかいを助けられることも…

やる気が出ないときどうするか

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー13日目の記事です。 今日はやる気がないのでやる気がないときどうするかの話を書きます。 寝ましょう。 わかる、わかるよ、寝れないから困ってるんだよね。 いつまでも寝ているわけにはいかず、今やらないとい…

2017年7〜12月を振り返る

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー11日目の記事です。 今日は昨日の続きです。 7月 夏が来る。夏のことは好きで、これを書いているいまのような季節(つまり冬)に夏を懐かしんで好きだなあって言うのはよくある話だけど、暑いさなかでもその熱…

2017年1〜6月を振り返る

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー10日目の記事です。 今日は私がこの一年いかにして虚無とたたかってきたかを話そうと思う。 今回は1月から6月についてです。 1月 じょうぎ落としのことを思い出し、また遊びたくなる。 じょうぎ落としって知っ…

労働した晩にぐずる自己を寝かす——メシノートのすすめ

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー9日目の記事です。 この記事を読んでる人の中に、フルタイムで働いている人はわりといると思う。 フルタイム。フルタイムって冷静に考えてきつくないですか? 一日最低8時間だぞ。そんなに拘束されたら一体他に…

語彙力を失うオタク、絶句に抵抗する

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー8日目の記事です。 今日は語ることで虚無とたたかう例としてオタクの話をします。 なぜオタクは、強大な萌えに遭遇した時、ヤバい……とか無理……とか語彙力を失った、とか言うのだろうか。 語彙力を失うオタクは…

虚無とたたかう——言語の2つの武器

これは「虚無とたたかう」アドベントカレンダー7日目の記事です。 ここいらでちょっと、これまで話してきたことを軽くまとめたあと、虚無とたたかうための武器について話してみたい。 前回までのまとめ 虚無とは人生がつらい要因のひとつだ。その根っこは人…

マリオは跳んでるだけで面白い——人生のUXをサイコーにする

この記事は「虚無とたたかう」アドベントカレンダー6日目の記事です。 今日はマリオの話をする。 マリオに虚無はあるか? マリオに虚無はあるだろうか。 たぶん、ない。少なくとも、我々のような虚無はもたない。 なぜなら戦う相手が居て、探検すべき道があ…